明石吉田屋産業株式会社

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明石吉田屋産業社長ブログ 明石吉田屋産業社長・明石真が、日々の思考をつづります

激動の時代変化を感じる1年でした。2021.11.9

こんにちは、10月は当社の新年度スタートの月です。先日、2022年度オンライン社員総会を開催しました。毎年開催している行事ですが、前半は社長の私から2021年度の会社業績の報告と今後の経営方針について話をさせていただきました。後半は実績表彰や経営理念表彰などの社員の皆さまを主役とした表彰の場としています。社員総会を終え、今日はこの1年で感じ、考えていることを経営方針発表の補足として書こうと思います。

業績面については、当社はエネルギーインフラの業界ということで、コロナ禍においても有難いことに安定した需要があり、社員の皆さまの真面目で誠実な仕事振りのお蔭で当初の経営計画を達成し、立派な業績を収めることができました。ありがとうございました。コロナ禍においても安定して仕事があることが本当にありがたいことだと感じる1年でした。お客様、取引先の皆さまに感謝申し上げます。

一方でこの1年でよく耳にするようになったカーボンニュートラル、自動車の電動化など、当社の主力商品である石油製品が代替製品、代替エネルギーにとって代わる時代がすぐそこまで来ていると実感せざるを得ない、今までと明らかに違う時代の変化を感じる1年でした。

会社経営とは「環境適応業」だと言われます。生物の進化論を唱えたダーウィンの言葉、「生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである」はあまりに有名です。会社も生物と同じで環境が変化すれば、それに適応して変化しなければ、生き残っていけない、、、厳しいものです、、、

社長の最も重要な役割のひとつは、「遠くの将来を見て、会社が永続発展するよう会社の進む方向(方針)を決めること」です。会社の中で一番遠くを見ているのが社長であり、そういう役割でなければいけないということです。今感じている環境変化に適応すべく、会社がどう変わっていかなければいけないのか、そのために社員さんにどう成長して欲しいのか、そんな想い、考えを今回の経営方針に込めさせていただきました。

一番のポイントは、「現在、利益の大半を占めるガソリンやプロパンガスなどの石油エネルギーが代替エネルギーにとって代わっても、お客様との取引が継続できる、お客様を失わない」ということです。

分かりやすく言えば、「常連のお客様の車がガソリン車から電気自動車になっても、お客様との取引を継続するにはどうしたらよいか?」、「地域の一般家庭のエネルギーからLPガスという選択肢がなくなっても、当社の商品サービスを利用してもらうには?」という問いに答える方針を立てるということです。

例えば、電気自動車になっても、洗車やカーコーティング、タイヤ交換、車検、自動車保険など、当社の扱うカーライフにまつわる商品サービスはたくさんあります。一般家庭向けでは、住宅設備機器の取替や住まいの修繕、リフォームなど家庭のエネルギーに関係なく、地域の生活に必要不可欠な商品サービスはたくさんあります。自分達の立ち位置、見方を変えれば、伸ばせる事業はたくさんあるはずです。パラダイムシフトと言えばよいでしょうか。

しかし口では簡単に言えますが、自分たちの事業、仕事の枠を固定してしまっているのが、普通の会社です。当社で言えば、「うちはガソリンスタンド」、「うちはLPガスの会社」と事業の枠を決めてしまうこと、、この枠を壊さなければいけません。悲観的に見ても、ガソリンやLPガスが無くなってしまう時代が来る可能性があるわけですから、、、

しかし社長ひとりでは、会社に変化は起こせません。社員さんの力でみんなで変化を起こしてはじめて会社は進化できます。船の航海に例えると、「社長が遠くを見渡せる船の一番高いところにいて目的地、進む方向を決める、決めた方向に対して、それぞれの職場をまとめる幹部、役職者がいて、社員さんみんなで力を合わせて船を漕ぐ」ということです。もちろん大切なのは、社員さんにこの船で一生懸命働こうと思ってもらうことです。そのために会社という船の職場環境を整え、社員さんの成長を促し、個々の力を引き出せる経営が求められます。

長々書きましたが、新しいことにチャレンジしたり、業務改善を進めたり、仕事の内容が変わったりと、環境変化に適応すべく、そのような機会が増えてきます。社員さんにとっては、ストレスの掛かることかもしれませんが、最終的には努力してやったことはすべて自分達に返ってきます。「今が頑張り時、苦労するなら早い方がよい、そう思ってみんなで力を合わせて明るい未来を勝ち取りたい」、そう思います。

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