明石吉田屋産業株式会社

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社員紹介 それぞれの、仕事への想いとやりがい

Vol.7 唯一無二の色2020.10.27

浜松支店カープラザ車販センター鈑金グループ  主任 内田 直志

この業務では、まず傷や凹みのある部分を平らにする必要があるが、表面が平らかどうかは職人の感覚によっても異なるため、判断が難しい。最終的には見た目と手触りで決めるため、経験値による部分が大きい。答えはないのだ。 

塗料の色作りにも同じことが言える。内田が目指す色は、単にその車種に定められた色番号から識別できるものではない。塗装依頼を受ける車は、生産された時期や地域、また環境による色褪せなどにより、これまでを物語るような味わい深い唯一の色合いとなっている。そこに数学的な答えはない。 

1つの色を作るために15種類もの色を混ぜ合わせ、通常の4倍である丸2日間をかけたこともあった。 

「これまでに100点の色を出せたことはない」と語る言葉からも、いかに困難な業務であるかが伝わってくる。お客様にとっての100点を目指しているからこそ、技術への強いこだわりは譲れない。それは社是として掲げられている“忘己利他”の精神そのものだ。 

「自分が99点の仕上がりだと思えても、お客様にとって50点だったら意味がないんですよ」。 

お客様の望みに寄り添う 

たとえ厳しい条件を出されても、できる限りのことを提案する。決められた予算の中で、お客様にご満足いただける仕上がりを目指したいからだ。

たとえ予算の関係で通常の作業時間を確保することが困難であっても、今までの経験から方法を探し出し、お客様の要望に応えることを第一に考えている。 

反省と勉強の繰り返し 

 「一台一台の仕上がりに、『こんなはずじゃなかった』と思ってばかりです」。 

 自分の中にある仕上がりのイメージに向かって修理を進めても、完全に元の状態へ戻すことは難しい。内田は納品を終えた後も、「こうした方が良かったのではないか……」と思考を重ね続けている。毎回、心に残った課題と向き合うことが、次のお客様の満足へと繋がっていくと思うからだ。 

鈑金センターに配属される以前は、車検工場や整備工場に勤務し、ガソリンスタンド店頭での対応なども含めて、様々な角度から車に携わってきた。1つの方法に捕らわれない考え方は、こうした数々の経験も大きく影響している。 

地域の大きな家族 

 会社の強みでもある地域との深い繋がりは、内田が人を大切に思う気持ちに通じるものがある。自身も地域に支えられて育った。 

明石吉田屋産業株式会社が経営するガソリンスタンドは、幼少期には母と利用していた。学生時代はここでアルバイトにも励んだ。見守られていた子どもは成長し、次第に人々を支える立場となったのだ。最近では知人の子が大人になり、初心者マークを付けて依頼に訪れることもあるという。 

こうした地域の繋がりと周囲への感謝を胸に、今日も内田は自身の仕事へと向き合っている。 

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